湖池屋は、厳しい日本市場で鍛えられた品質とマーケティング力を活かし、海外での事業展開を推進しています。
日清食品とのグループシナジーも発揮しながら、海外市場を舞台に新しい成長ステージを築きあげていきます。
海外への足がかりは、世界の成長セクターであるアジア。
将来性豊かで日本製品に対する関心の高い国々に対し、国境を超えて消費者からの評価の高い「カラムーチョ」を中核に据え、マスマーケットに向けた事業展開をしています。
2006年8月に初の海外現地法人として、連結対象子会社である台湾湖池屋股份有限公司が設立されました。
「咔辣姆久(カラムーチョ)」ブランドを中心とした美味しく高品質な湖池屋のスナック菓子が、市場を牽引しています。現在では、「咔辣姆久(カラムーチョ)」に加え、日本でもおなじみの「酥咔玉米脆棒(スコーン)」や「啵利吉(ポリンキー)」、小麦原料の「横綱棒」など多彩なバリエーションの商品を展開しています。
日本の湖池屋の創業から受け継がれる理念、「品質と味への徹底したこだわり」を貫き、台湾の湖池屋は、台湾と日本を結ぶ架け橋となっています。また、消費者に支持される新素材、新市場の開発・育成にも力を注いでいます。
香港では、日清食品ホールディングス株式会社の子会社である日清食品有限公司との合弁会社となる日清湖池屋(中国・香港)有限公司が2015年より事業を開始しています。
日清食品グループ菓子事業の強みを活かし、「激辣魔薯(カラムーチョ)」を中心としたスナックの他、日清食品グループ各社のグラノーラやビスケット・米菓などの製造及び輸入販売を実施しています。
タイにおいては、2012年より、現地の消費財大手Berli Jucker Public Co., Ltd.(BJC社)と業務提携し、同社にロイヤリティを供与するかたちで「カラムーチョ」の販売を開始しました。現地の大手コンビニエンスストアなどで「カラムーチョ」の販売が極めて好調なことから、2018年11月、タイ国内に現地法人を設立。BJC社との生産面を中心とした業務提携を継続しながら、2019年5月より、ロイヤリティ供与から自社販売へと販売スキームを変更。タイ国内での本格的な販売・マーケティング活動を自社で推進する体制を構築しています。
2016年3月、ベトナムに現地法人を設立。同国ドンナイ省ロンドウック工業団地に海外初の自社工場を建設。2017年9月に本生産、同年10月にグローバルブランド「KARAMUCHO(カラムーチョ)」を発売し、販売を開始しました。その後、2018年10月には低年齢層をターゲットにしたコーン商品「KOIMUCHO(コイムーチョ)」を、2022年3月にはじゃがいもの素材の美味しさをそのまま味わえる「GOKOCHI」の販売を開始しました。スナック市場が未成熟のローカル市場において、大手小売チェーンから個人商店までマス層を狙った事業展開を行っております。
2019年3月に国際基準の食品安全マネジメント認証「ISO 22000」を取得したことにより、同年10月より輸出販売もスタート。海外の基幹工場としてタイ、米国、欧州、そして日本等、各国に向けて輸出の拡大も進めています。
スナックの本場で巨大な市場を有する欧州および北米。若者に人気のカラムーチョを中心に商品展開するとともに、「日本」をより前面に打ち出した高付加価値ブランドを展開し、高収益なビジネスを確立しています。
2015年7月にベルギー支店を設立し、ベルギーで生産する「ポテチ」というブランドを発売。また、2020年よりベトナムからの輸入販売で「KARAMUCHO(カラムーチョ)」を発売。日系、アジア系スーパーの他、ローカルの大手スーパーに取り扱い頂き、ベルギーやイギリス、フランス、ドイツをはじめとした欧州各国にて好評を得ています。
米国では台湾、ベトナムからの輸入販売にて日系やアジアスーパーを中心に「KARAMUCHO(カラムーチョ)」の事業が拡大中。好調な販売状況と、日本やアジア食のプレゼンス向上を背景に更なる事業拡大を目指してまいります。