戦後間もない中、湖池屋の創業者・小池和夫はポテトチップスと運命的な出会いを果たしました。
「こんな美味しいものがこの世にあったのか!世の中に広めたい!みんなに食べてもらいたい!」
当時のポテトチップスは高級なおつまみで、一般的な販売はされていませんでした。
小池は、その日からポテトチップス作りに没頭しました。
厚さは何ミリにすればよいのか。何度の油で何分揚げればよいのか。
味付けは日本の食材を使ったオリジナルのものに。
試行錯誤の連続から1962年、「コイケヤポテトチップス のり塩」が誕生しました。
1967年には日本で初めて量産化に成功し、ポテトチップスを世の中に広めるパイオニアとなりました。
また、安定的な原料を確保するため、日本で初めて北海道でじゃがいもの契約栽培を実現。
創業者・小池和夫は、ポテトチップスを日本に定着・大衆化させた功績が認められ、黄綬褒章を受章しました。
創業者のモノづくりへの情熱、独創的なオリジナルへのこだわりは、“湖池屋品質”として今も息づいています。
ポテトチップス市場が成熟期にさしかかったころ、お客様に今までにない価値を提供する商品の開発が至上命題でした。
世界の流行を追いかけて着目したのが、スナック先進国であるアメリカで人気となっていたメキシコ料理でした。
辛味においしさの秘密があるのではないか。
早速、「辛いポテトチップス」の研究が始まりました。
重要なのは、辛いだけではない「辛くておいしいポテトチップス」であること。
様々な香辛料での試行錯誤を経て、1984年、チリを味付けに使ったポテトチップス「カラムーチョ」が誕生しました。
“湖池屋品質”の追求により誕生した、「コイケヤポテトチップス のり塩」に続くブランドです。
2016年10月1日、創業の原点に立ち返り、「新生・湖池屋」が誕生。
コーポレートブランドを「湖池屋」に統合し、新たなスタートを切りました。
経営体制も刷新し、代表取締役会長・小池孝と代表取締役社長・佐藤章の2名体制で率いています。
スナックビジネスに精通してこれまでの湖池屋を創り上げた小池と、外部から着任して新しい風を吹き込む佐藤が一枚岩となって新しい湖池屋を創っていきます。
スナック菓子の価値向上を目指し、2017年には、プレミアムラインとして「KOIKEYA PRIDE POTATO」を発売、カテゴリーの確立に注力しております。